祥子さまの一日

ライトノベル板 こんなマリみては嫌だ8 から

【7:12】祐巳ボイスの目覚ましで起床。「もう朝ですよ。起きてください、お姉さま」。
    朝っぱらから妄想しすぎて力が出ない。これでないと、私は起きられない。
【7:22】朝食のかわりにのど飴を2つまとめて舐める。頭が重い。イヤになる。
    「あら、今日はお休みでしょう?」母の言葉だ。うるさいわね。
    今日は山百合の会議にかこつけた集団デートなのよ。
    「気をつけて」うるさいのよこのカマトトが。
【7:35】ダルい学校へ出発。昨晩調教してやったメイドが指を絡ませてくる。……ヌッ頃すわよ。
【7:43】「紅薔薇のつぼみ、助けてください〜!」暴漢に襲われた武嶋さんが叫んでいる。私にどうしろっていうのよ。
【7:50】武嶋さん救出。不埒者に胸を触られたらしい。……見る目のない人ね。
【8:03】祐巳を見つけた。タイを直すのはお約束。そのまましばらく祐巳を愛でる。
【8:46】祐巳がニヤニヤしている。「ニヤニヤするの、気持ち悪いからおやめなさい」
    しゅんとしてしまった祐巳が、たまらなくかわいい。
    ちゃんといい子にして待っているのよ。今度たっぷりと愛してあげるから。
【9:30】白薔薇さまがお姉さまをイジめている。普段の優等生ぶりはどこへやら、喘ぎ声なんか立てちゃってはしたない。
【9:40】黄薔薇さまがボーっとしている。あれは絶対、優さんと祐巳の弟さんで801ネタを考えてる顔だ。私にはわかる。
【9:45】「何だか、お腹が空いてきたわ」ハンバーガーショップに行こうと提案、すんなり受け入れられる
【10:11】みんなで談笑。令と由乃ちゃんのイチャイチャぶりにみんながいらつく。
【11:20】ギンナン王子 登場。
【11:22】「こんなところで会うとは奇遇だね、さっちゃん!」相変わらずお脳がワいてるのね。
     「どうして!どうして優さんがここにいらっしゃるの!?」本当はどうでもいい。追加のナゲット早くこい。
【11:40】ホモを論破してしまった。辛い。心が痛くて力が出ない。
【11:42】「大丈夫ですか、お姉さまっ!?」祐巳だ。タイミングが良すぎる。いつから待ち構えていたの?
【11:43】「お姉さま、元気出してください」さようなら優さん、こんにちは私の祐巳白薔薇さまがニヤニヤしている。
【11:45】「そうね、大丈夫よ。こんなことで、私は負けないわ」言って、豊かな胸に祐巳を抱く。
     「大好きよ、祐巳」この妹のためだけに、私は生きている。
【11:49】交歓終了。「ありがとう、祐巳」耳元で囁いてみる。案の定、顔が真っ赤だ。初心な子……。
【11:53】お姉さまが口を開いた。「祥子……あまり思いつめてはダメよ、彼とのこと」
     遅すぎる。帰れ。うだつの上がらない姉ね。
【12:30】学園へ。イチョウ並木で志摩子ギンナン拾いをしたいと言いだした。
     白薔薇さまがニヤニヤして踏んづけたギンナンを投げてくる。
     いやがらせなの?殺しますわよ?

こんな祥子さまは本当に嫌だな。続き希望、と